Q.子ども食堂を作ろうと思ったきっかけ
子どもに家族のような温かい場を提供出来たらとの思いからです。数年前にとても大切な知人が幼い子どもを残して亡くなったのがきっかけです。残されたこの子たちは今後どうやっていくのだろうと思うとやりきれない気持ちでした。その気持ちは今でも忘れられません。
また、子どもの貧困は親の貧困に由来していることが多いです。このことから生活困窮者とくにシンママの支援に力を入れています。貧困という負のスパイラルの中からなんとか抜け出せるように、マイナスからのスタートをゼロにして、それから温かな幸せな生活が送れるよう支援していきたいです。
Q.やってよかったこと
支援をしてて気づいたことに、親が病気をしていると子どもも病気をしていることが多い、ということがあります。そんな方たちがカフェに来てくれ元気になってくれることですね。親が元気になると、子どもも元気になってくれる。家庭的な温かさを知ると子どもも良い方向に向かってくれます。
Q.困ったこと
大勢の方はこの活動に理解し応援してくださいますが、ほんとうにほんの一部ではありますが、理解を得られなかったこともあります。
資金、人手不足も今後の課題です。
Q.今後の展望
一人でも多くの方に生活困窮から抜け出してもらいたい、負のスパイラルから抜け出してもらいたい。食事の提供のみでは終わらずそれから先の支援、その為の相談役、公的支援の伴走を強めていきたいですね。
取材を終えて
クリニックの2階で開催されている寺子屋カフェ。広々としたダイニングやいろんな活動に利用できるリビング、それに横になれる和室もあり、ゆっくりとくつろげる空間でした。
場所は道路に面していますが駐車スペースは併設していないため、初めて来られるときはお電話で予約をされると良いかと思います。
主催の佐藤さんは他にもシングルマザーを応援する活動をされています。
シンママ熊本応援団 http://shinmama-kumamoto.com/
寺小屋カフェについて
寺小屋カフェは現在こちらで運営されております。