こども食堂のサイトを作ろうと思い立ったのは4月でした。それから昼間の仕事が終わってからWeb開発会社に週1で通い、ほんとうにぽつぽつとサイト制作を進めてきました。そして半年後の10月、日記を書いてる今から一週間前にやっと初めてこども食堂に取材に行くことができました。なんの実績もない普通のOLの初めての取材を快諾してくださったのが、寺子屋カフェの佐藤さんでした。ど素人の要領を得ない質問にも真摯に答えて下さり、また現場の現実を語ってくださり、私は初めて知るこども食堂とそれに関わる根深い問題に正直かなり動揺してしまいました。佐藤さんは取材終盤、私に分らないでしょうと言われました。私は今は分からなくてもそのうち分かるんじゃないでしょうかとその時答えましたが、佐藤さんは分からないでしょうね、とまた言われました。取材が終わり記事を書きながらもその言葉がとても気になってずっと反芻していました。1週間ほど経ってから、つまりここ数日でやっと私は分からないかもなと思うようになってきました。私はこども食堂を開催してる訳でも無く、また子どもではないし、子どももいない為、利用者でもありません。当事者ではないのです。分かろうと努めたら、分かるものだと思っていたのだけです。そのうち分かるんじゃないかとかよく言ったものです。でも私は努める姿勢は変えず取材を続け、出来るだけ長く発信し続けようと思います。これは予感なのですが、当事者でない側が発信することで、こども食堂の存在や活動を知らない人達に伝わることもあるんじゃないか、と思うのです。これ以上は私もまだ言葉にならない結論もでてないのですが、少しでも多くの人にこども食堂の存在を知ってもらい、必要な方には利用してもらえる、知った人には考えるきっかけになってもらえる、お手伝いが出来たらなぁ、と思っています。

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